今日は、試験でよく問われる”主権”について解説していきます
主権とは、国家権力が持つ最高性や独立性を意味するもので、フランスの政治思想家”ボーダン”が初めて体系的に論じました。
*ボーダンの名前もよく試験出るので、主権の概念を初めて唱えた人と憶えておこう!!
ここからよく試験に出ます!!
チェック!!!
次に主権には、3つの意味があります。
1.国政についての最終意思決定権がある。
2.国家権力の最高性・独立性
3.統治権
では、それぞれ見ていきましょう。
1.国政についての最終意思決定権がある。
国民主権のような政治を決める最終的な決定権を持つという意味があります。
2.国家権力の最高性・独立性
国家権力が国内では最高性を持ち、海外では独立性を持つという意味があります。
国家主権のような国家の最高性を意味する言葉や主権国家のような国家の独立性を意味する言葉で使われます。
3.統治権
国民・国土を支配する権利のことを意味します。
ポツダム宣言で「日本国の主権は、本州、北海道、九州及び四国並びに吾等が決定する諸小島に局限せらるべし」と、主権を統治権の意味で使っています。
試験では、「国政についての最終意思決定権にはどのような主権があるか?」というような出題をされることが多いので、以下に対応することを憶えておこう!!
*国政についての最終意思決定権⇆国民主権
*国家権力の最高性・独立性⇄国家主権・主権国家